現在、キチンナノファイバーは・・・鳥取大学などの研究開発では、
「カニ殻」から製造している。
この原料と・・・MOG-A1菌の菌糸由来のキチンファイバー、キチンナノファイバーの比較すると、
「カニ殻」の原料は・・・カニが取れるエリアからの調達であり、漁獲量という制限要因がある。
MOG-A1菌のキチン菌糸は、熱帯エリアにプラントを作れば、
製造にはほとんどエネルギーを使わないで、作物残渣の糖を利用して生産することが出来る。
熱帯エリアであれば一年中・・・無限に製造可能である。
カニ殻から製造するより・・・大量生産には有利かもしれない。
MOG-A1菌なら・・・。
この菌糸には約2%、乾燥すれば約20%の蛋白質を含有することから、
ナノキチンファイバーの製造過程で・・・タンパク質を回収することも出来るかもしれない。
上写真
厚い不織布に塗布、スプレーした状態。
10μのキチン菌糸が付着して一体化している。
カニ殻、カブトムシの羽根・・・キノコの「サルノコシカケ」のような堅牢な組織、構造を具備した「生分解プラ」。
更に、常温の土壌内で短期間で土壌微生物で分解する「生分解プラ」。
次世代「ポリ乳酸プラ」の開発に成功。
成功のカギになるキチン菌糸体の大量製造技術は開発済み。
熱帯エリアにプラントを作れば・・・ほとんどエネルギーを使わないで植物残渣で作れる。
ヘルメットも・・・・作れるかもしれない?????
人造頭皮・・・・
・・・・生分解補強シート・・・・ポリ乳酸プラを補強することが出来る・・・成形法。
容器成型ではポリ乳酸プラの使用量を少なくすることが出来る。
ストローも作れるかもしれない・・・。
紙を補強出来る・・・・
## ナノキチンファイバーより、菌糸の長いMOG-A1菌ファイバーの方が、
より強固な構造を作る。
MOG-A1の微細な菌糸ファイバーが、
隙間なく不織布の繊維間隙を埋め固めている状態。
硬い「カニ殻」のような状態になっている。
不織布の厚さによって強度を変化出来る。
MOG-A1菌糸ファイバーを
塗布したもの。
不織布の繊維間隙を10μの菌糸ファイバーが
埋め尽くして、強固な構造を構築。
現在の薄いポリ乳酸プラ 不織布
容易に破れる・・・・。
MOG-A1の菌糸ファイバー。
容易に水に分散し・・・微細な繊維状になる。
セルロースよりキチン繊維なので強い特性を具備している。
2、5、10、20%混和することで、強靭、衝撃に強くなる。
これは、キチンが主成分なので、土壌細菌の「エサ」になり生分解される。
生分解プラスチックの時代が急速に進む・・・
この生分解プラスチックが多様な用途に使用される場合、多くの欠点がある。
箱ものに使う場合、強度、耐衝撃・・・など問題があり、100%で作ることが難しい。
生分解出来ないプラを混和して改善する場合は、生分解プラとして土壌内で100%分解出来ない。
この問題を解決するための新規技術である。
MOG-A1菌は、0から80℃までの条件下で、他の微生物にない超高速増殖能力を具備している。
この菌糸のバイオフィルムはキチンを主成分にした約10μの菌糸が細密に集合した状態で形成される。
これを機械的に分解した溶液を混和、塗布することで、強固なポリ乳酸プラを作ることが出来る。
ポリ乳酸プラの中にMOG-A1の菌糸死骸が混和することで、
使用後の廃棄物処理では、土壌に施与した場合、この死骸菌糸のキチンが土壌放線菌の「エサ」となり分解し、
虫食い状態となり、ポリ乳酸プラの構造は容易に崩壊する。
分解のスピードは格段に速くなる。
キチンを分解出来る細菌は、どんな土壌にも生息しているからである。
その後にポリ乳酸プラを分解出来る放線菌が徐々に分解することになる。
suma-to siken 358
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